無垢材へワックスの塗り方 自然塗料 AURO(アウロ) 実は難しくないワックス掛け、簡単7ステップ!

「無垢材が汚れる仕組みを知っておきましょう。」

木材表面(無垢材)を顕微鏡で見ると、まるでスポンジのような繊維構造になっていることがわかります。
そのため液体が付着すると、すぐに木材繊維の奥深くにまで浸透してしまい、結果的に液染み汚れになるという仕組みです。

  • 無垢材の表面は・・
  • まるでスポンジ
  • 無垢材こそ適切なワックスケアが必要なんです!

「ワックス掛けの下地準備」

事前に無垢材をきれいな状態にしましょう。
染みや汚れを放置したままワックスの塗装を行いますとそれらを固着させる原因になります。ホコリ等は掃除機やほうきで取り除きましょう。また、すでにワックスが塗られていて再塗装をする際にはAURO No.421 パワークリーナで除去後し、塗装を行いましょう。

  • どんなフローリングですか?無塗装の無垢材でしたらかんたんな清掃で塗装できます。
  • すでに天然ワックスが塗られている場合はクリーナーで除去すれば塗装可能です。
  • ウレタン塗装や合板加工の床材には塗装できません。

「マスキングをしよう」

マスキングとは、ワックスが必要な部分と不必要な部分の境目にテープやビニールを貼り、ワックスが不必要な部分に付着しないようにする作業のことです。
手間の掛かる作業ですが、根気よく丁寧やっておけば無垢材へのワックス掛けを快適に進めることができ、失敗防止にもつながります。

  • 便利アイテム「布マスカー」
  • 布テープとシートが一体になっているので
  • 簡単にマスキングできます。

「ワックスの塗装1回目」

STEP1で説明したように無垢材はスポンジ状で液体の吸水性が非常に高くなっております。ワックスの塗装の目的はその木材繊維に、予めワックスをじゅうぶんに吸収させることで無垢材へ液体が浸透する余地を埋めてしまう作業です。
ですから、たっぷりワックスを無垢材に浸透させることが重要です。

ワックスの塗装に使うツールは、ハケやローラー、コテバケなどが代表的です。ワックスの粘度によって塗装用具を使い分けましょう。

また、ワックスは無垢材に浸透することで、無垢材の一部となり、汚れを寄せ付けない構造を成します。
そのため、ワックスに石油成分が含まれているとせっかくの天然木が石油を含んだものになってしまいます。ワックスを購入する前に含まれている全成分をよく確認することが重要です。
AURO社のワックス類は全て、100%天然成分でできています。安心して無垢材へのワックスの塗装にお使いください。

  • 1回目は、たっぷり塗ります。
  • ツールは何を使ってもOK
  • 約10分後に拭き取りますので手の届く範囲ごとにエリアを区切って塗装しても良いです。

「ワックスの拭き取り作業と乾燥」

ワックスを無垢材にたっぷり塗布し、5~10分が経過したら、ワックスの拭き取り作業を行います。
拭き取りをしないまま放置しますと、無垢材に残ったワックス(液体)が水あめ状に硬化し、乾燥時間が極端に長くなります。

ワックスはすべて木材に浸透し、効果を発揮しますので、無垢材表面のワックスは余すことなく全てきれいに拭き取ってください。
所定の乾燥時間を待って2回目のワックス掛けに移ります。(乾燥時間:AURO129は24時間 AURO690は4~6時間)

  • 表面のワックスは不要なので十分拭き取ってください。
  • 拭き取りが不十分だとベタベタになります。
  • エリアを区切って作業する場合、塗り+拭き取りが1セットです。

「ワックスの塗装2回目」

ワックスの塗装2回目は、1回目のワックス掛けで残った「液体の浸透できる余地」を、再度のワックス掛けで補うための作業です。
無垢材は、ワックス掛け1回目のときほどワックスを吸収しませんので、ワックスの必要量は1回目の半分ほどが目安となります。

  • 2回目は
  • 薄く少な目に塗布してください。
  • 1回目と同じ要領で行います。

「最終の拭き取り作業」

ステップ5と同じ作業を行います。部屋の隅や床材の目地は、拭き残しがありがちな個所なので注意してください。
ここまで確実な作業をしておけば、あなたのご自宅の床は、ちょっとやそっとでは汚れません!
尚、作業中・作業直後にワックス掛けした場所を歩きたい場合は、手で触ってさらっと乾いてること、足跡が残らないことを確認していただければ、少々歩いても問題はありません。

  • 表面のワックスは不要なので十分拭き取ってください。
  • 手で触ってサラッとしていれば多少歩いてもOK
  • 完全乾燥後はメンテナンスワックスのみで維持できます。

製品ラインナップ

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