AURO Nr.690
ジャパンオイルワックス(水性)

水性の自然塗料・ベースワックス。低臭で隙間時間に作業できるためDIYに人気。木材の色が変わらないのも魅力。溶剤フリーで溶剤からのVOC放散なし。
材料費の目安:約750円(税別)/m2/回

サイズ 施工面積 価格(税別)
0.75L 約7.5m2 ¥7,450
2.5L 約25m2 ¥18,740
乾燥時間 指触乾燥:3時間 完全硬化:4週間
※表の数値は目安です。
※下地の材種や塗り方よって変動します。

安全データ情報

【 全成分 】
  • 亜麻仁油
  • ヒマシ油
  • ヒマワリ油
  • ロジンエステル型界面活性剤
  • ダマール(天然樹脂)
  • 桐油
  • セラック(ワニス)
  • エチルアルコール
  • 蜜蝋
  • カルナバ蝋
  • カゼイン
  • セルロース
  • ボラックス
  • オレンジ油
  • ローズマリー油
  • ユーカリ油
【 成分構成グラフ 】
  • 天然原料1天然原料1
  • 天然原料2天然原料2
  • 鉱物原料鉱物原料
  • 合成原料合成原料

AURO Nr.690 成分構成比率

【木製食器への安全性(食品分析センター検査)】

※クリックで拡大して表示できます

【ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆】

※クリックで拡大して表示できます

【ドイツ工業規格で認証された安全性】
  • DIN EN71.Part3 玩具に使用する安全性が認められている。
  • DIN 53160 唾液、汗に対する耐液性が認められている。
  • AgBB VOC排出量に関する健康評価が認められている。

商品特徴

自然塗料 AURO(アウロ) No.690の特長 クリーム状の水性ベースワックス
隙間時間利用のDIYに人気
AURO(アウロ)社のNr.690は天然成分だけで構成された正真正銘の天然ワックス(自然塗料)です。未処理の無垢材を保護するためのベースワックスで、ハケやローラー、布等で塗るタイプです。穏やかな柑橘系の香り、且つ扱いやすい水性のため、隙間時間を利用しコツコツDIYで作業される方に重宝されております。
自然塗料 AURO(アウロ) No.690の特長 石油は不使用
赤ちゃんが床を舐めても安心
玩具に使用しても安全性とする【DIN EN 71,Part3】および、唾液や汗に有害物質が溶け出さない耐液性を証明する【DIN 53160】が認められています。赤ちゃんやペットが床を舐めても問題ありません。原料となる植物は契約農家にてオーガニック生産されているため農薬等の二次的影響もありません。(※DIN=ドイツ工業規格)
自然塗料 AURO(アウロ) No.690の特長 他のワックスとの違いと
失敗しないコツ
水性(エマルション)タイプのベースワックスです。乾燥時間が短い特徴があります。ワックスは木材繊維に浸透して効果を発揮しますので木材表面に液体を残す必要はありません。シーズンによっては乾燥が早く進むため、塗布後はワックスが乾燥(硬化)し始める前にしっかり拭きあげることがコツです。

How to 動画

失敗が少なく、無垢そのものを楽しめます。

メンテナンス

  • *AURO Nr.690塗布後はAURO Nr.431(床ワックス) またはAURO Nr.680(ワックスシート)を用い、定期的(月/2回程度)に床を拭き掃除してください。この掃除を行っていただければ、基本的に当製品を再び塗布する必要性は生じません。
  • *常時水の影響を受けるところ(キッチン、脱衣所、洗面所など)には、AURO Nr.690を2回塗布し、 AURO Nr.171(ハードワックス) を上塗りしますと撥水性を格段に高めることができます。
  • *過去に塗装やコーティングが施されているものに対してAURO Nr.690を塗布する場合は、 過去の塗装成分やホコリ・汚れ・油分等を完全に除去し、試し塗りを行ってから作業を開始してください。

メンテナンスはとっても簡単!普段のお掃除にワックスシートにを使うだけです。

塗り方解説

「床が汚れる」仕組み

木材を顕微鏡で見るとスポンジのような繊維構造になっています。
そのため木材に液体が付着するとすぐに木材繊維に吸収され、結果的に液染み汚れになります。

木材繊維の拡大図 無垢材こそ適切なワックスケアが必要なんです!


「ワックス掛けの下地準備」

事前に床をきれいな状態にします。木材繊維が毛羽立ちザラザラした個所がある場合はサンドペーパーで平滑にしましょう。
染みや汚れを放置したままワックス掛けを行いますとそれらを固着させる原因になりますので
AURO No.421 パワークリーナー等を使って汚れを落としてください。

すでに天然ワックスが塗られている場合はパワークリーナー(AURO No.421)で除去すれば塗装可能です。 ウレタン塗装や合板加工の床材には塗装できません。


「マスキングをしよう」

マスキングとはワックスが必要な部分と不要な部分の境目にテープやビニールを貼り、
不要な部分にワックスが付着しないようにする作業のことです。
手間の掛かる作業ですが根気よく丁寧やっておけばワックス掛けを快適に進めることができ失敗も防げます。

便利アイテム布マスカー」 布テープとシートが一体になっているので簡単にマスキングできます。


「ワックス掛け」

ワックス掛けの目的は、吸水性の高いスポンジ状の木材繊維に予めワックスやオイルをじゅうぶん浸透させることにより、
他の液体が入りこむ余地をなくしてしまう作業のことです。
しっかりたっぷりワックスを木材に浸透させることが重要です。

ワックス掛けに使うツールはハケやローラー、コテバケなどが代表的ですが、
目的を達成できれば何を使ってもOKです。

塗装ツールは何を使ってもOK!1回目は、たっぷり塗ります。

また、ワックスは木材に浸透することで木材の一部となり汚れを寄せ付けない構造を形成します。
せっかくの天然木ですから天然成分のワックスで保護をしましょう。
AURO社のワックスは安心安全の天然成分だけでできています。

とにかく表面に残ったワックスをのがコツ!エリアを区切って作業する場合、塗り+拭き取りが1セットです。


「ワックスの拭き取り作業と乾燥」

ワックスを床にたっぷり塗布し、5~10分が経過したら、ワックスの拭き取り作業を行ってください。
木材表面に液体状のワックスを放置しますと色むらの原因になることがあります。

ワックスはすべて木材に浸透し効果を発揮しますので床表面の液体は余すことなく全てきれいに拭き取ってください。

表面のワックスは不要なので十分拭き取ってください。 拭き取りが不十分だとベタベタになります。

とにかく表面に残ったワックスをのがコツ!エリアを区切って作業する場合、塗り+拭き取りが1セットです。

注意事項

  • *本製品は塗装やコーティングが一切施されていない木材表面に塗布する屋内専用の天然水性オイルワックスです。(既に塗装やコーティングが施されているフローリングのメンテナンスにはAURO Nr.431またはAURO Nr.680をご利用下さい。)
  • *推奨作業環境は20℃以上、湿度85%以下、木材含水率15%以下です。寒い季節は事前に施工する室内に材料を持ち込み1時間以上室内を暖めてください。塗装物(木材)が冷えていますと塗布したワックスが短時間で凝固し、拭き取り作業時にワックスが「消しゴムのカス状」になる場合があります。
  • *過去に塗装やコーティングが施されている場合は全て除去してから作業を開始してください。
  • *塗装前、塗装面がスムースでない場合はサンドペーパー(#180~240)で整えて下さい。また、土や砂、ホコリ、樹脂、油汚れ等をきれいに取り除き、乾燥した状態にしてください。
  • *よくかき混ぜてから原液で使用します。事前に目立たない場所でテストしてください。
  • *作業の際はワックスが眼や皮膚に触れないように保護してください。
  • *当製品は原則的に原液でご使用下さい。粘度が高く塗りづらい場合は水(ぬるま湯)を最大10%まで加えることができます。
  • *コルク、合板木材(突板、単板、OSBなど)に対しましてはAURO Nr.125、128、129をお使いください。
  • *塗布量の目安は、1回の塗装で0.1リットル/㎡ (1リットル当たり10㎡)です。
  • *木材にワックスをしっかりと浸透させながら塗布し、乾燥する前に必ず拭き取り作業を行ってください。拭き取りまでの時間は温度や湿度、塗布量、木材の種類によって変動します(目安は5~10分)。
  • *塗装用具の洗浄等には水をご使用ください。
  • *全ての工程で換気を行ってください。塗装から乾燥にかけては直射日光や水分、汚れ、埃等に晒さないでください。
  • *ワックスが付着した塗装用具(刷毛、ローラー、布、新聞紙、その他ゴミ等)は、成分の酸化熱により自然発火の危険性があるため放置せず、水に浸してからビニール袋に入れ空気を抜き封をして保管してください。その後可燃物として早めに廃棄してください。
  • *保管は確実に密栓し子供や認知症の方などの手の届かない冷暗所にて。(作業中も要注意)

AUROワックスの詳細と性能比較

※※ 性能表は横へスクロール可能 ※※

AURO
床ワックス
ベースワックス 強化ワックス 清掃用ワックス
No.128 No.129 No.690 No.125 No.171 No.431 No.680 No.430J
AURO
床ワックス
No.128 No.129 No.690 No.125 No.171 No.431 No.680 No.430J
塗り回数 1 2 1 1 1 毎日利用可(最低月2回) 毎日利用可(最低月2回) 毎日利用可(最低月2回)
乾燥時間 24時間 24時間 6時間 24時間 6時間 5分程度 5分程度 5分程度
用途 床、階段、腰板、柱、家具等木材全般 床、階段、腰板、柱、家具等木材全般 床、階段、腰板、柱、家具等木材全般 食器 箸 テーブル天板等 撥水性が必要な木部表面 木材全般 木材全般 木材全般
塗装後の
色の変化
濡れ色 濡れ色 大きく変化なし 濡れ色 濡れ色 大きく変化なし 大きく変化なし 大きく変化なし
天然原料
(石油を含有せず)
未処理の木材
(白木無垢材)に対して
△ ※1 △ ※1 △ ※1
複合フローリングに
対して
× × × × ×
突板・単板・OSBに
対して
×
塗装されている基材に
対して
× × × ×
液体の性質 油性(溶剤不使用) 油性 水性(エマルション) 油性(溶剤不使用) 油性(溶剤不使用) 水性(エマルション) 水性(エマルション) 水性(エマルション)
液体の状態
(粘度)
とろみのある液体 水に近い液体 クリーム状 クリーム状 半固形 水に近い液体 シートに含侵 シートに含侵
作業性
(塗り易さ)
撥水効果
調湿性能
(木の呼吸を妨げない)
浸透 or
塗膜形成タイプ
浸透タイプ 浸透タイプ 浸透タイプ 浸透タイプ 浸透タイプ 浸透タイプ 浸透タイプ 浸透タイプ
Nr.150による
着色
○(10%まで) ◎(20%まで) × ○(10%まで) × × × ×
施工後の
メンテナンス商品
431 or 680 or 430J 431 or 680 or 430J 431 or 680 or 430J 431 or 680 or 430J 171 - - -
施工後の
ツヤ
△ ※2 △ ※2 △ ※2 △ ※2 △ ※2 △ ※2 △ ※2 △ ※2
1L当たりの
塗布面積
約33m2 (1度塗り) 約13m2 (2度塗り) 約10m2 (1度塗り) 約25m2 (1度塗り) 約100m2 (1度塗り) - 20m2 / 1枚 10m2 / 1枚
材料費の目安
(5L使用時)
約370円/m2 約710円/m2 約610円/m2 約820円/m2 約110円/m2 - 約4円/m2 約5円/m2
標準使用期限
(購入日から)
2年 2年 2年 2年 2年 2年 1年 1年
撥水性の向上に
使用できる製品
Nr.171 Nr.171 Nr.171 Nr.171 - - - -
塗料分類 自然塗料 自然塗料 自然塗料 自然塗料 自然塗料 - - -
AURO 床ワックス No.128 No.129 No.690 No.125 No.171 No.431 No.680 No.430J

※1 AURO431と680と430Jは、「無塗装」の木材をじゅうぶんに保護するだけのワックス効果は得られません。無塗装の木材をワックスで保護したい場合は、別売のAURO Nr.125 or 128or 129 or 690を最初に必ずご使用ください。

※2 AURO社のワックス類は全てツヤを出すための成分を含んでおりません。自然なツヤは出ますが、テカテカした人工的なツヤは出ません。

テクニカルデータ

  • *比重 → 約1g/cm3
  • *粘土 → 20~40秒 (DIN4mmカップ 20℃)
  • *外観 → ベージュ色のクリーム状液体
  • *液体性質 → 水性
  • *品質保持期限 → 購入から2年間
  • *保管 → 確実に密閉し、子供や認知症の方の手の届かない、凍結しない冷暗所にて
  • *標準塗装回数 → 1回 (液体吸収性の高い木材の場合は2回塗り推奨)
  • *乾燥時間の目安(約23℃ 相対湿度50%)
    指触乾燥 2~3時間
    完全硬化 4週間
    重ね塗り間隔 4~6時間後
    ※塗り方、温度・湿度等により変動有。

製品ラインナップ

床・フローリングの保護床のお手入れに悩んでいる方必見。「天然無垢床材の保護」「複合フローリングのケア」「汚れた床の対処」等に関する製品情報はこちらからどうぞ
接着剤室内の壁・天井は面積が大きいため住人の健康を左右する重要な要素です。「壁紙用の接着剤」こそ天然原料で安全安心なものをお選びください。DIYも可能です。
自然塗料天然成分だからこそ美しい。安心して生活できる空間づくりを自然塗料でお手伝い。
お家のお掃除生分解性があり人や環境に大きな負担をかけないお掃除用品です。生活必需品として使用されるお掃除用品は安全安心なものを選びたいですね。